「キレイ」はほめ言葉でも何でもありません

誰でも褒められればうれしいものです。たとえそれがお世辞だとわかっていても嫌な気持ちにはなりません。ただ、きれいな女性というものは「きれい」とか「かわいい」という言葉を子ども時代から何万回も言われてきているわけです。そのため、「きれい」程度のほめ言葉には何の感慨も持たなくなっています。

「かわいいね」というセリフが「今日は金曜日だね」と同じ程度にしか伝わらないのです。「だから何よ?」と聞き返されてしまうほど、つまらない言葉にしか聞こえません。誰でも使える単語しか知らないオヤジは、ボキャブラリーの足らない人だと思われてしまいます。相手が「ほめてほしい」と思っているところをピンポイントで褒めなければ意味がないのです。

女性にはほめてほしい場所がある

女性というものは、自分の弱点がどこにあるか、長所はどこにあるかを毎日鏡を見ながら考えているものです。「目元は弱いから、アイシャドーでアクセントをつけてみよう」とか、「髪につやを出すために特殊なトリートメントを使ってみよう」とか。その努力が「実を結んだかどうか」は常に気にしています。そうした場所をしっかりと見つけてあげて、「目元が愛らしいね」「つやつやな髪だね」とほめることが大切です。そうされると、「よく見てくれてるな」と嬉しくなるのです。

最悪なほめ言葉は、「キレイだね」「かわいいね」の他、「君はいいねえ、僕のタイプだよ」もそうです。「タイプだ」は何もほめてはいません。単に口説いているだけです。マスコミ業界人のような「いいねぇ」「いけてるねぇ」というような中身のないほめ言葉もまったく相手にされません。使い古されたセリフには価値がないと心得ましょう。

スタイルばかり褒めるのもモテないオヤジの典型です

女性の中には、「お尻の形に自信あり!」「足が長いのが自慢」「おっぱいがツンと大きいのが魅力」と自分で思っている人がいます。そういう女性に対して、「すらりとキレイな足だね」などとほめてあげれば相手はいい気分にはなります。

しかし、「お尻はプリプリしてキレイな形だし、ロケットおっぱいもいいね」などとボディラインのことしか褒めないと、「下ごころミエミエオヤジ」と判定されます。あとは、どんな話をしても聞いてもらえなくなるでしょう。

「顔がスッキリしたけど、やせたのかな?」というような、細かなところに気が付くと、「気づいていくれたんだぁ」と相手は喜んでくれます。どこを褒められると一番うれしいのかを瞬時に見分ける能力は、仕事上で部下の調子を見分ける能力と同じです。普段の仕事を一所懸命やっていれば、モテるオヤジになれるでしょう。ほめどころが分からないというオヤジは、もっと真剣に仕事をしましょう。

モテるおやじは、ほめ上手です。どこをどうほめれば相手が気持ちよくなるかを見極められるオヤジになりましょう。ほめ言葉だけで、相手を濡らすことができるようになるのが上級者です。