シガーバーへ行ってみよう

葉巻は日本で主流の紙巻きタバコとは違い、非常に煙が多く香りも強いため一般的な飲食店で吸うことはまず難しいです。フレンチレストランなど、少し高級な店ならばシガーサービスを行っていることもありますが、ファミレスやカフェなどで吸うとかなりの確率で遠慮するよういわれてしまうはず。

クセがあり、それが愛好家にはたまらないのですが吸う場所が限られてきてしまうのが葉巻です。そのため、葉巻をたしなむのであればシガーバーへ行くのがベスト。葉巻と酒に関してのエキスパートであるバーテンダーと、愛好家たちが集まる場所ですので葉巻好きが行って損をすることはありません。

失敗しない、シガーバーでの立ち振る舞い方

シガーバーに行くならば、最低限のマナーが必要です。シガーバーはあくまで葉巻を楽しむ飲食店、という定義のためきちんと葉巻の味がわかるような状態で行くようにしましょう。よく飲み会の2軒目や3軒目に、泥酔した状態で行こうとする人が多いようですが、泥酔した状態で葉巻のおいしさはわかりません。またにんにくや香辛料などがたっぷり含まれた料理を食べた直後に行くのも、本来の味わいを楽しめないため避けるのが無難。葉巻を楽しめるベストな状態であることが、最初のマナーとなります。

そして初めて店に訪れたときのふるまい方。慣れた雰囲気を出そうと、変に背伸びをするのはやめましょう。席は基本的に案内された場所に座り、最初に初めてであることを伝えてください。初めてが恥ずかしいと感じる人もいるかもしれませんが、どんな上級者でも必ず初めてがありますので、恥ずかしいことではありません。むしろ初めてを隠して見栄を張る方が恥ずかしいです。

席に着いたら最初にアルコールを注文します。酒は基本的に、自分の好みのものでOK。ただ居酒屋のように、とりあえず生ビールというのはナシです。シガーバーの場合は葉巻をよりおいしくするための酒を中心に取り揃えていますので、分からない場合は素直にバーテンダーに選んでもらうのが無難。普段飲んでいる酒の好みを伝えれば、合いそうなものを見繕ってくれます。なかにはアルコールのメニューを置いていない店もありますので、その時は素直にバーテンダーに尋ねましょう。聞きかじりの知識だけで乗り越えようとするのは、大人の男としてはNGです。

次はいよいよ葉巻の注文。葉巻を一切吸ったことがない場合は、潔くバーテンダーに任せるのが無難。予算と好みを伝えれば、注文した酒との相性も考えてベストなものをチョイスしてくれます。予算は1本1,000円~5,000円程度。高級だからおいしい、というわけではなく好みなので、値段にとらわれ過ぎないことも大事です。そしてカットや着火も、初めてならバーテンダーに任せておきましょう。素人が無闇にカットし、せっかくの葉巻をダメにしてしまうのはもったいないですね。バーテンダーの無駄のない、あざやかな手つきを見るのもまた興味深いはずです。

そして着火してもらえたら、いよいよあなただけの葉巻タイム。ゆっくりと煙の味や香りを堪能しましょう。ただ楽しむときもあくまで紳士的であることを忘れずに。シガーバーは大衆的な居酒屋などのように、大声で話したり騒いだりすることは厳禁とされています。吸い終わるまで物思いにふけってもいいですし、バーテンダーや常連客との会話を楽しむのもアリです。初めてならば吸い進めるごとに変化する味わいや、それに応じて合う酒が変わってくることを確かめながら楽しむのもよし。酒をお代わりするタイミングは吸いはじめ、真ん中あたり、終わりごろでそれぞれ1杯ずつぐらいがベストです。

意外と女性人気も高い、シガーバー

シガーバーというと男の社交場、という印象ですが実は葉巻をたしなむ女性も少なくはないそう。実際にシガーバーを経営している人のブログを見てみると、女性の常連客は珍しくないそうです。

そのため同年代のパートナーがいるなら、一緒に行くのもおすすめです。自宅や居酒屋とはまた違う、独特な雰囲気のなか葉巻を楽しみながら語り合う時間はまた違ったものになるでしょう。慣れた手つきで葉巻を扱う様を見て、パートナーもあなたの男らしさを再認識するかもしれません。ただいくらいい雰囲気になっても、バーのなかでイチャつくのはやめておいた方が無難ですね。

シガーバーというと敷居が高く、足を運びにくい印象を持っている人も多いでしょう。ですがいざ行ってみると意外とオープンで、居心地のいい雰囲気の店が多いようです。また葉巻に興味はあるもののまだ始めるまで決心がつかないといった場合も、まずは足を運んで吸ってみるのがおすすめ。もしかしたら思いもよらないぴったりの葉巻と出会えるかもしれません。