どれがお好み?葉巻産出国

シガーバーなどに足を運んだことのある人ならご存知でしょうが、葉巻には膨大なブランド、種類があります。さらに産地でわけられることもあり、初心者となるとどれを選んだらいいのか迷ってしまうでしょう。そこでまずは葉巻の有名産地とその味わいの特徴を紹介します。

産地別葉巻の傾向

・キューバ
言わずと知れた、葉巻の聖地とも呼ばれる国です。代表的なブランドではコイーバ(Cohiba)があり、世界中の葉巻愛好家から強い支持を得ています。しかし社会主義国ということから年代や地域によって品質にバラつきがあり、当たり外れが激しいとも言えるでしょう。しかしその傾向を逆に楽しむ愛好家も多く、バラつきがある中からいかに最高の品質のものを探し出すかに夢中になる場合も少なくありません。

味わいの傾向としてはとにかく重厚かつ濃厚なものが多いです。ただ地域によって差があり、軽い香りのもの、スパイシーな香りを持つものなど様々。とくに高級品として珍重されているのが、ハバナシガーと呼ばれるハバナ市周辺でとれる葉を使った葉巻。値段も高めなものが多く、プレミアムシガーとなると高級品ばかりとなっています。

・ドミニカ共和国
葉巻のなかでの主要メーカーの本拠地が多いことで知られているのが、ドミニカ共和国。キューバと違い、生産ラインや管理がしっかりとしているため品質が安定しているのが特徴です。葉巻の生産国としては世界一となっています。味わいの傾向としては軽いものが多く、マイルドで甘い味わいを楽しめるでしょう。品質管理だけでなく、最新技術の導入にも積極的な国で、高品質で低価格な葉巻を提供しています。初心者から上級者まで、幅広い愛好家に定評のある産出国です。

・ホンジュラス共和国
ドミニカに次いで生産量世界第2位の葉巻大国です。キューバにいた作り手たちが多く移り住んだ地でもあるため、キューバ産葉巻によく似た味わいのものが多いよう。ドミニカと比べると職人気質な作り手が多く、長年の伝統と製法を守った製品が目立ちます。

また気候のバリエーションに富んでいることもあり、栽培されている葉が多彩なことも大きな特徴のひとつ。全体的にはマイルドなものが多いですが、なかにはキューバ産に近い濃厚な味わいのもの、クセがあるものなど幅広い選択肢が魅力となっています。

・フィリピン
産地のなかではもっとも日本に近いこともあり、古くから日本人に親しまれてきた産地です。キューバやドミニカのようにスパイシーで重たい味わいのものは少なく、やさしい味わいのものが多いよう。日本人の舌によく合っているようで、キューバなどの有名産出国よりも好きだという日本人愛好家も少なくありません。さらに人件費や物価が安いこともあり、安価で販売されていることも人気の理由。強くクセのある味わいが苦手という人は、フィリピン産から始めてみるといいでしょう。

・ニカラグア共和国
日本人にはあまり馴染みのない国ですが、かつてはキューバに次ぐ葉巻産出国でした。しかし内戦などによって生産が滞ったり品質が落ちたりしたため、一時的に評価が落ちたこともありましたが現在では人気を取り戻し、有名産出国として肩を並べています。さらに有名メーカーが工場を作ったり、ニカラグア産の葉巻を発売したこともあり、愛好家から注目の的となっているよう。

味わいはスパイシーかつ濃厚なもので、キューバ産に似た雰囲気のものが多くなっています。その割には比較的安価で手に入るため、キューバ産に手を出すのは難しいという愛好家に人気です。

ほかにも数は少ないですがイタリアでも生産されています。キューバなど、南米地域とは違った進化を遂げており、枝のように固く巻きあげているのが特徴的です。産地だけでもここまで味わいの傾向が分かれますので、価格の面も合わせて自分に合いそうなものを試してみるといいでしょう。初心者ならば、まずは口当たりがマイルドなフィリピン産やドミニカ産辺りから試してみるのがおすすめ。キューバ産は確かにおいしいのですが、慣れていないと強すぎるという人が多いです。ただ吸う前にボディの香りをかいでみて、コレというのがあれば産地を気にせず試してみてください。