葉巻の正しい吸い方、楽しみ方

葉巻は、タバコと全く違った吸い方をします。そのためタバコの延長として扱うと、本来の香りや味わいをしっかりと楽しむことができません。またタバコと違って葉巻は準備や使う道具が特殊なため、少々手間がかかるのも事実。一時はタバコがかなり浸透した日本で、葉巻が普及しなかった理由はここにあります。ですがそうした手間をかけても吸いたくなるのが葉巻。正しい吸い方、楽しみ方をぜひ知っておいてください。

正しい吸い方

では正しい吸い方をご紹介します。

・吸い口を作る
最初は吸い口を作ることから始まります。吸い口のカット方法はフラットカット、パンチカット、Vカットの3種類が代表的。好みに応じてカットしてみましょう。初めて吸うなら吸い込んだときに葉が落ちない、パンチカットがおすすめです。フラットカットなど、切り落とすときは勢いよく力を込めて切り落としましょう。勢いが足りないと断面をつぶしてしまう原因になります。

・火をつける
葉巻は火をつけるところも注意が必要です。香りや味を壊さない、ガスライターやマッチ、シダー片を使うのが一般的で、もっとも適しているのはシダー片です。またオイルライターや軸の短いマッチは、葉巻に火をつけるには不向き。オイルの香りが葉巻の風味を損ねてしまいますし、軸が短いマッチはすぐに燃え尽きてしまいます。

火をつける際の方法は、フット部分を回転させながら、均等に火がつくようにしてください。またラッパー部分が黒く焦げないようにするのもポイント。焦げてしまうと風味が一気に悪くなり、おいしい葉巻も台無しです。断面の周囲が均等に白っぽくなればきれいに火がついた証拠。コツをつかむまでは難しいかもしれませんが、色々な角度で火を当てることを意識してみてください。

・味わう
うまく火がつけられたらお楽しみタイム。葉巻の味と香りをじっくりと味わいましょう。タバコと違い、葉巻は肺に入れずにふかして楽しむものです。喫煙経験者で無意識に肺に入れてしまう場合は、大きく息を吸ってから葉巻を吸い込んでみるといいでしょう。口の中に広がる味や香りをじっくりと堪能する、ということを意識すると失敗が少ないようです。また葉巻を吸う頻度は1分間に1回程度が理想といわれています。一口をじっくりと味わうということを意識するといいですね。

・消す
一通り葉巻を堪能したら、火を消します。とはいっても葉巻の場合、タバコのように灰皿に押し付けたりはせず、フット部分が灰皿に当たらないように置いた状態で放置しておけば自然と火は消えます。逆に灰皿に押し付けてしまうと葉がバラバラになってしまい、再び吸うことができなくなるため、気を付けてください。さらに海外やシガーバーでは、葉巻を灰皿に押し付けてもみ消す行為は怒りを意味します。そのためシガーバーで行うと「あなたの店は最低だ」という意味に、海外で行うと相手を侮辱する行為となってしまいますので要注意。このもみ消すことの意味は海外だけでなく日本の葉巻愛好家の間でも知られていますので、非常に嫌がられる仕草のひとつです。タバコの延長線上でついもみ消したくなりますが、それは禁忌だと心得ておきましょう。

葉巻の基本的な吸い方は、このようになっています。そして葉巻は吸い続けていないとすぐに火が消えてしまいます。3分も放置すれば火が消えてしまいますので、酒を味わっている間に消えてしまうことも多いでしょう。ですが葉巻の再着火はそこまで恥ずかしいことではありません。なかには再着火の多さを笑う愛好家もいるようですが、自分のペースで焦らず楽しむことが大事。ほかの人がどんな楽しみ方をしていたとしても、自分なりに楽しめれば満点といえるでしょう。